【CPAOくらぶ 週末里山お泊まり会のご報告】

10月19〜21日(金土日) と、支部はしもとブランチで子どもたちと過ごしました。

修学旅行や遠足帰りの子たちもいて、疲れていないか心配していましたが、みな元気で、この隔週で行なっているお泊まり会しか参加できない子もいて、とても楽しみに、励みにしていることが伝わります。

子育ちを丸ごとサポートする試みで、今年からは子どもたちのニーズに応え、隔週、長期休みには1、2週間と子どもたちと過ごしています。

ごはん会では、時間がなく、特にしんどい状況に置かれている子どもたちに、なかなかゆっくり一人ひとりに向き合うことができず、積み重ならない、はがゆさを感じていました。

ですが、お泊まり会で、最低2泊3日あると、まだ気持ちに丁寧に寄り添うことができることを実感しています。

ある子が、夕ごはん後、トランプをしていると、急に他の子をトランプのプラスチックの箱で叩いてしまいました。こういう時、おとなに時間や気持ちに余裕がないと、ただ「叩いたらあかんよ」と言って終わらせがちなのですが、お泊まり会で帰る時間を感る必要もなく、何もなくそんなことしない子、1人だけ別の部屋で話しを聞きました。

うつむいたまま、悲しそうな顔をして数分、黙っていましたが、「今、どんな気持ち?」と聞くと、まだ低学年で、話しが上手くはない子ですが、「腹立つ」、「他には?」と聞くて、「悲しい」と応えてくれました。

じゃ、なんで腹が立っているのか、悲しいのかと、理由を確認していきました。

この子は、自分にはどうしようもないことでイヤなことを言われ、思わずたたいちゃった。学校でも言われ、ずっと傷ついていることが分かりました。その気持ちが伝わり、それは誰でも腹立つなと伝えると、その子は大粒の涙をたくさんこぼし、声をあげて泣きました。

最後に相手にどうして欲しかったのか聞くと、「みなと仲良くしたい、CPAOやったら聞いてくれるから、だから今度からは、イヤなこと言われたら、口で言う」と話してくれました。

話しが終わると、たたいた子のところに行き、「たたいてゴメンな。でも〇〇って言われるのイヤやから言わんとってな」と伝えていました。

気持ち、理由、お願い、この3点で、話しを聞いていくと、小さい子でも、話しが苦手な子でも話しやすいようです。

おとなに、時間、気持ちに余裕がないとなかなかこうはいきません。たくさんのご支援、ご協力くださるみなさまのおかげと感謝しています。

寝る時間になると、みな口々に、「おやすみ、楽しいこといっぱいあったから、いい夢見て、明日朝、言うな!」、「いつも怖い夢見るけど、今日は楽しい夢、見ると思う!」やら言いながら眠りました。

子どもたちに問題はないですね。
また報告させていただきます。

*活動の詳細は写真に説明を入れますので、そちらをご覧ください。