7/10〜12(金土日)の2泊3日で、久しぶりのCPAOの支部橋本市の拠点、はしもとベースでのお泊まり会を行いました。
新しい子たちとの活動でしたが、はじめは「何を食べたい?」「何をしたい?」と聞いても、「そんなん聞かれたことないから分からん」と戸惑っている様子でした。
ですが少しずつ、「こんなのは?あんなのは?」とスタッフがヒントを出したり、好きなものを聞いたりするうちに「肉が食べたい」「山からの景色が見たい」など伝えてくれ、いつものようにそのリクエストに合わせ活動を進めていきました。
お泊り前は、家ではゲームしかしてないとのことで、「ネットつながる?」と聞かれ「つながるよ」というとホッとした様子だった子も、
畑作業をしたり、山の中を走り回ったり、合間はたくさんある、はしもとベースのマンガを読んだり、遊んで、たくさん食べて、寝てとしていると、一切、ゲーム、ネットの話しもすることなくお泊まり会は終わりました。
帰りも、帰ってからも「次のお泊まり会はいつ?」と楽しみにしてくれている様子です。「梅雨が明けたら、川や海で遊ぼう!」と伝えるとうれしそうにしていました。
また5、6年と週に半分ほど、一緒にごはんを食べ、思い切り遊んで、寝てとしてきた子たちは、CPAOくらぶを卒業することになりました。
お母さんのうしろに隠れ、ぴったりくっついて、離れなかった子も、知らない人にも「おはようございます!」と大きな声であいさつしたり、友達もたくさんできて、少しずつ物怖じせず、色んなことにチャレンジするようになったり、
「ロクな人間にならんから、早よ死ぬ」と言っていた子も、友達ができ、学校も楽しいと話し、将来の夢を持つようになったりとしています。
泣いたり笑ったり、月並みな言葉では表し切れない、本当にたくさんの思い出があります。色んなことがあったけど思い返すと楽しかったなと子どもたちに感謝の気持ちが浮かびます。
とはいえ、いつでも困ったことがあればサポートに駆けつけますし、時々活動に参加してくれたりするとうれしいなとも思っていますが、ひとまず、CPAOくらぶは、卒業する子たちがいます。
これまで「活動の成果は何ですか?」と何度も聞かれてきましたが、簡単にこたえることはできませんでしたが、この子どもたちの成長はその一つと言えるのかもしれません。
そして制度外の自主事業の活動を続けて来られたのは、たくさんの方々のご支援、ご協力のおかげです。
世の中捨てたもんじゃない。
これが子どもたちにしっかり伝わっていると思います。
また新しい子たちともコツコツ、関係をつくり、食べて、遊んで、寝てと地道に活動していきたいと思います。
みなさま引き続き、ともに子育ちをサポートくださいますよう、よろしくお願いいたします。
またご報告させていただきます。
2020.7.16