フィンランドの乳児死亡率が世界で最も低いのはなぜでしょう。
それは……。
段ボールで、乳児を育てているから。
1938年から、
フィンランドでは、貧しい家庭の母に、
乳児を安全に育てることのできる段ボール一つと、
そして、それにぎっしり詰まっ育児の必需品が、
誕生のお祝いとして送られてきました。
今では、希望する全家庭に送られます。
それに相当する現金でもよいことになっています。
このBBCニュースのグラフを見てください。
それ以来、
乳幼児死亡率が激減していることがわかります。
もちろん、魔法の箱ではなりません。
この箱は、子どもたちを守るのは、国や社会の責任であるという、
意志の象徴だったのです。