5月末より予備調査を始め、4か月が過ぎました。
おかげさまで、9月末までに20人の方にお話をお聞かせいただくことが出来ました。
勇気を出して声を上げて下さった方はもちろん、調査に協力して下さる方をご紹介していただいたみなさま、改めまして、感謝を申し上げたいと思います、ありがとうございました。
想像しきれない様な、あるいは想像を超える様な経験を持つ方々との出会い、生きづらさや大変さ、そして乗り越えていくすごさ。目の前でサバイバーとして生きてきた歴史を語っていただき感動するばかり。
ですが、シングルマザーの状況は厳しく、決して美談とはしておけない現実があります。やはり子どもの貧困の原因として親の貧困があります。2つ3つと仕事を掛け持ちしても低賃金、長時間労働のワーキングプワ。子育てにかける時間、余裕のなさ、リスクがリスクを呼び、問題は雪だるま状に膨らみ、絡み合い、次世代へと負の連鎖が引き継がれていき、固定化されていく。
もし自分が、若く働いた経験もなかったり、親から可愛がられた経験がなかったり、病気や障がいを持っていたり、DVで逃げおびえながら生活していたり、誰にも頼れず、こういった不利をいくつか、またはすべてを抱えているとしたら、、私は1人で子どもを育て生きていく自信はありません。
子どもは一人で育てることなどできません。格差は今後否応なしに拡大していき、一人で解決できない様々な事情や問題を抱えることは誰にも起こりえます。社会がもっと不利な状況に追いやられている親を積極的にサポートしていかなければその下で育つ子どもたちを取り巻く状況はますますひどくなり、悲劇は繰り返されるでしょう。
目の前の問題に目をそらすことなく、小さくても出来ることから少しずつ取り組んでいきたい。
来年7月まで調査を続け、当事者の方の現状、ニーズ、声をお聞かせいただき、問題解決につながるサポートや政策提言につなげていきたいと考えています。
引き続き、経済的に困っている(いた)シングルマザーの方、またはそういった状況にあるお知り合いを紹介して下さるという方のご協力をお願い致しております。
ご協力いただける方は、こちらより折り返し、ご連絡差し上げますので、以下のメールアドレスにご連絡下さい。どうぞよろしくお願い致します。
info@cpao0524.org 担当:とくまる