“子どもの貧困”に迫ろうとすると、様々な要因が絡み合って、問題を引き起こしている現実に出会います。
その中の1つを取ってみても、数年をかけて、また複数の問題が蓄積されて、それは安易には解決できない要因へと変容していくことがあります。
そこで、大人や社会が、問題の表面化を避けようとすると、結果、そのしわ寄せが子どもに集約してしまう、そういうことが起こりうるのです。
そのような大人や社会の複雑な問題によって生まれた泥沼のような生活環境で、理由も分からず、じわりじわりと沈んでいく人生を強いられる子どもたち。
子どもは社会に届く声を上げられない。
ならば、どうすれば、
そんな子どもの声を聞けるのか。
そんな子どもに声を上げてもらえるのか。
私たちはこう思うのです。
「がむしゃらに動いて声をかけ続けるしかない」と。
その先に、わずかにでも、
私たちのおせっかいな声が届く子どもがいるなら。
また、子どもたちのうめき声を耳にすることができるのなら。
そのためなら、がむしゃらに動き続けながら、その“つながり”を模索していくことが、私たちの“できること”なのではないでしょうか。
そしてまた、「助けてって言ってもええねんで」のメッセージカードを持って、街の方と声を交わし、つながりを探し続けて参ります。
それが、CPAOのアウトリーチです。
約半年、天神橋筋商店街を起点として、月に1度、そういったアウトリーチを行って参りました。
そして少しずつですが、道ゆく方々や幾つかのお店にも私たちの活動が浸透してきているのを実感できるようにもなりました。
しかし、まだまだ貧困に苦しむ子どもたちは見えないのです。
そんな子どもたちは、どこかで声を潜めて待っているのです。
私たちの活動に共感いただける方、またご意見やアドバイスをいただける方、ぜひご協力いただけないでしょうか?
そして共に悩んでいただきたいのです。
ご気軽に参加していただければ結構です。
次回のアウトリーチの日程です。
5/10(土)。
18時に天神橋筋六丁目駅3番出口を上がった広場に集合して下さい。
事前申し込み不要です。
終了後には、自己紹介や質問・振り返り意見交換会も行います。
(自由参加です。)
問い合わせは、
outreach@cpao0524.org
まで。
また今後は、いつもとは曜日や時間帯での実施を検討しております。
予定が合わず参加できないといわれる方も、ご意見ご要望をいただければ幸いです。
みなさまとお会いできるのを楽しみにしております。