【12/28 年末特別アウトリーチ&勉強会のご報告】昨日は、大阪市北区民センターで年末特別アウトリーチ&勉強会を開催しました。大阪子どもの貧困アクショングループでは、月に1回勉強会を開催し、ここ数回は「学びと実践」ということでアウトリーチ活動を合わせて実施しています。昨年は年末アウトリーチを12/29、30、31と行いましたが、今年はシングルマザー親子との年越しツアーを予定しており難しく、1日でアウトリーチ2回と勉強会を行いました。トークゲストの辻田さん、そして参加者の皆様、ありがとうございました!それでは内容についてご紹介いたします。

13:30 アウトリーチ説明→アウトリーチ
15:00 休憩
15:30 勉強会 ゲストトーク/CPAO活動紹介(来年度の展開)
18:00 アウトリーチ説明→アウトリーチ
19:00 ふり返り、懇親会
20:00 終了

<アウトリーチ>
CPAOのアウトリーチとは、困窮された親子につながっていくための啓発、声掛け活動です。今回は勉強会前と後の2回実施しました。昼と夜では商店街の雰囲気や出会う方も違い、はじめて参加された方も多く、誰に渡していいのかととまどいながらも皆さん一生懸命参加していただきました。

<勉強会>
今回はトークゲストの辻田梨紗さんです。(一般社団法人officeドーナツトーク http://officedonutstalk.jimdo.com/)
辻田さんはハイティーンの子どもたちの居場所づくりをされています。活動から見える高校生の現状と、増加するデートDVの被害の背景についてお話しいただきました。”高校”が、しんどい若者にとって最後のセーフティネットであることや、デートDVの加害者、被害者共にしんどい子ども達であることなど、活動の中で感じるジレンマや社会の眼差しを変えていく必要性について考える場となりました。

<参加者の声>
「気の遠くなる活動ですが、こうした働きかけの積み重ねだけが唯一の解決策かと思います」
「普段、子ども連れのお母さん、お父さんを探す、人々に目を向けて歩くということをあまりしないので、街を歩くことで、普段気がつかないことにも目をとめたりできました」
「今日参加して、”当事者の方々の声をきく”もしくは、それが難しければ”当事者の方々に一番近い人の声をきく”ことが全ての始まりと感じました。今いる現場で出会った人たちの声を大事にして、社会に発信していきます」

<お節の発送>
また、今回勉強会中に、別室にてお母さん方へのお節の発送作業も行いました。しんどいお母さん方の中にはお節を食べた事がないという方もいらっしゃいます。今回は、プロの料理家の監修のもと、素敵なお節セットを作っていただきました。すでにお母さん方から「おせちが届きました。ありがとうございます」という声が届いています。
ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

私たちの活動は皆様のサポートで成り立っています。今後もご支援いただけますようよろしくお願いいたします。