【8/30CPAOサマーくらぶファイナル!のご報告】「でもやっぱりみんなと一緒に過ごしたい…」
言葉にさえできない、でもいろんな日々を積み重ねたからこそ伝わってくる、そんな思いの場面にも出会えたファイナルの日を終えました。

長かった夏休み。
あっという間の夏休み。
その夏休みもついに終わりました。

7/20のCPAO夏祭り(オープニング)からスタートして、毎週のカメラ部やクッキング部、しゅくだいカフェ、そして週3回のごはん会、お泊まり会、子どもシアター、お姉ちゃん組には浴衣を着てイタリアン♪などもあったり。
そして最大のイベント、8泊9日のサマーキャンプin丹波!
全速力で駆け抜けた夏休みでした。

そして今回はそのファイナルイベント。
雨と風のため、大きなプールは中止となってしまいましたが、急きょ、いつもの松野農園の和室で新聞10連発ゲームに。
古新聞を体当たりで突破したり、細く長く切り刻んだり、それを雪のように舞い上げたり。
部屋中がフカフカに埋まった新聞の砂場(?)で、泳いだり埋めてもらったりした後は、それぞれ大きなビニール袋にギュウギュウに詰めてボールを作り、ペットボトルボーリング。

途中、普段は片付けなんか気にもせずに無茶苦茶やる子どもたちも「これ、片付け大丈夫なん?」と聞くほど。
(んーやったね♪)
今は、社会も家庭も、どこに行ったって汲々としてしまって、子どもたちにはどうしてもブレーキをかけてしまいがちになりますが、その枠を超える、想像を超えるものを提供できるのって、うれしくないです?
子どもたちは大満足。よかった!

そうしている間に、今回は調理ボランティアの方がごちそうを作ってくれてました。
○ハッシュドポークのハヤシライス
○ゴマだれソースのマカロニサラダ
○食べ放題フライドポテト
○秘密のデザート?

そう、今回は8月に誕生日を迎える子どもたちのバースデーイベントでもあり、ボランティアの方はデカプリン、いつものクッキング部の子どもたちはホットケーキを焼きました。

そうしている中、子どもたちがぶつかりました。

夏休みも一緒にいろいろやってきて、たくさんの気持ちの思い出があります。
ワクワク、ハラハラ、ドキドキ、ムカムカ、イライラ、メソメソ。

この日もその少しずつがカタチになって、ついにそうなっちゃいました。
イライラする子と飛び出して帰ってしまう子。

イライラした子と、2人で話しました。
ゆっくりできる空間に移動するだけで、なぜかホッとする感じ。普通に、なんでもめたのかを振り返ってるだけで、
「僕、(自分がやってることとやりたかったことが)ちがう…。もう1回、やりたい」
と。
そうなるとケロリ。みんなのところに戻っていつも通りです。

もう1人の子は、ごはんも終わる頃に外のベンチを覗くと、やっと戻ってきてひとり腰掛けてます。
なんとなく戻るに戻れないけど、窓からもれてくるみんなの楽しそうな声に耳を傾けながらションボリ。
横に座って声かけました。
「戻ろうか」
うつむいたまま部屋に戻ると、こんなとき、他の子どもたちは誰もはやし立てずに普通に迎え入れてくれるのが嬉しいです。
一言も発せなかったけど、遅れてごはんを食べながら小声で「おいしい」って。
そのあと少しずつ笑顔が戻ってきました。

さあそろそろこの日も終わりです。
みんなそれぞれで、ホットケーキにフルーツやクリームでデコレーションしてコンテスト!
そしてデカプリン登場!
なんとなく『happybirthday』(?)と書いてバースデーソング!今回は3人の子どもたちがお誕生日でした。

いつも通りの長時間のバイバイタイム(別れが惜しいのです…)も終え、CPAOの夏休み企画も全て終了!
さまざまご協力いただいたボランティアの皆様のお陰で、なんとか無事終えることができました。
ご協力・ご支援いただきました皆様、本当にありがとうございました!

片付けしていたら、秋の虫が鳴いていました。
CPAOもこの夏の学びを元に、また秋からの活動を進めて参ります。

「まずは〜」というのが大事です。

しんどい子どもたちは確実にいます。
そういう子どもたちは、すべからくおなかを空かせています。
「まずはごはん」と、おなかが満たされれば、ホッとします。

そこからのつながりで、やっと何かひとつ、言葉やサインが発せられ、それをどう受け止めるのか、私たちの反応をつぶさに見ているんですね。
この子たちが何を欲しているのか、何に困っているのか、子どもたちはうまく言葉にも表現にもできないことが多いですが、その真意を受け止められる信頼を得るには一緒に過ごすのが一番です。

私たちもアクショングループである限り、「まずはやってみる」というスタイルできました。
やってみよう!となれば、ありったけのリソースを費やして挑みます。
そして、振り返り。スタッフ同士であーだこーだと揉んではまたやってみる。
ひたすらその繰り返しです。

確かに大変なことのほうが多いかもしれません。
でも、私たち大人は、本気で子どもたちを楽しませてあげようと、自分たち自身が本気で楽しんでやってます。

今回の丹波の古民家は、私たちや子どもたちにとって、田舎の理想の実家のようなひとときでした。
また行きたいね、とみんなで語らう中、秋からはそういう企画もどんどん取り入れていこうとなりました。
また9月からは水曜日と日曜日をごはん会として、ボランティア部も活動を広げ、カメラ部も日曜日を軸に、秋の展覧会に向けてさらに動き出します。

今回のイベントのように、ごはんを作ってくださる方、キッチンを中心に配膳や掃除などをしてくださる方(いわゆる家事ですね)は、随時募集しております。
ご協力いただける方はぜひご連絡下さい。
info@cpao0524.org
です。

2つお願いがあります。

事務所へのアポ無し訪問はご遠慮願います。
子どもたちとの関係性を丁寧に築くためにも、またお借りしている松野農園さんは様々な団体でシェアさせていただいていることもあり、上記へメールいただいたあと、こちらからの返信がない状態での来訪も同様です。
ご理解下さい。

また、来ていただくとなった場合も、「一度どういうものか様子を見たいだけ」といった内容では受け入れ出来かねないこともあります。
子どもたちにとって、毎回新しい人が観察にくるというのでは、ザワザワしてしまい、落ち着いて過ごせません。
私たちも手一杯で動いていますので、当日はゆっくりとご案内させていただくことが難しい場合もあります。
子どもたちとのつながりのためにも、せめて数回お越しいただけるような調整を組んでいたたければ幸いです。

やっていただくことに難しい内容はありません。
私たちは暮らしの延長のような活動にしていきたいと考えています。なので特別なことは何もないんです。

長く活動を続けていくためにも、今後とも皆様のご協力・ご支援が必要です。
ご連絡お待ちしております。
よろしくお願いします。