【CPAOサマーくらぶ&ごはん会のご報告】

7月26日(火) スタッフが居場所のそうじをし、飲みものやお菓子の準備を終え、13時少し前、入り口のカギを開けるとすぐに自転車で近くの子どもたちがやってきました。

スタッフが車で送迎する子たちもやってきて、今回は先日渡しておいたパスタを食べてきてくれたので、ランチをつくる必要なく、みなまずは、夏休みの宿題です。

15:00からは、火曜日の活動、手芸グループコアラさんによる、ミサンガづくりワークショップです。

ですが、みな自由です。あいだにお届けいただいたマンガを読んだり、調理ボランティアの方がお越しになると、これも沖縄から届いたゴーヤやモーイという野菜を切ったり。

それでも手芸グループのみなさんは、飽きやすかったり、自信がなかったりする子どもたちにゆったり優しく寄り添いながら一人ひとりのペースに合わせ、一緒につくってくださいました。

穏やかな空気が流れているなと思いきや、、以前の拠点に来てくれていた子たちが来てくれ、喜んでいるとすぐに、「お前、来てるんか」「お前こそ、帰れや!」とバチバチぶつかり始めます。

外されているなという子が荒れ大声で叫びだし、この小さな居場所の中でも差別に排除に暴力といったことが簡単に起きます。

様々足りてない子たち一人ひとりと遊びながら寄り添い、良いところをほめたり、まずスタッフと人間関係をつくり、話を聞いてもらえるようにし、丁寧に他の子とつないでいくとと少しは遊べるようになりますが、スタッフ側にかなり物理的、精神的な余裕が必要で、試されます。

「まずは、ごはん!」からつながりつながり支え合う仲間をつくり、なんとかぼちぼち生きていこうという思いで活動していますが、差別・排除・暴力を乗り越え、共に生きる。これはこの小さな居場所の中だけでもなかなか乗り越えることが難しい。

ヒントは面白い、楽しいということかもしれません。
いつも先頭を切って、他の子とぶつかっていた子が、「そんなんおもんないやん。もっとフツーにやってたのしくやろうや。」とつぶやくと怒り心頭だった子も「そやな。」と落ち着きだすという場面がありました。

子どもたちのこの場を大切にしたいという思いも伝わってきます。

子どもたちには本来解決するちからがあります。そのちからを発揮できる環境をどうつくることができるのかが、おとなに問われています。

答えはありません。うまくいかないことだらけですが、子どもたちに教わり、日々精進しながら活動を続けていきます。