【週末里山お泊まり会のご報告】
10月5〜7日(金土日) 生活体験を主目的とした、隔週で行っているお泊まり会を行いました。

金曜日の学校が終わったら、通常、車で1時間ほどで支部はしもとブランチに到着するのですが、今回は途中、半分を過ぎた頃から、先日から調子の悪かった子がさらに悪くなってきました。

引き返すか否か、スタッフ、子どもたちとも相談し、熱などもなく本人の行きたいという希望もあり、行ってみて、様子見ながら、戻る、または病院に行くなど対応することに。

到着して、すぐその子と話し、再度熱を測ったりしましたが、いつもよりしんどそうではありましたが、お風呂に入り、みなでお好み焼きを作って食べる頃になると、その子はドンドン元気になっていき、ホッとしながら、すぐお布団を敷いて、寝てもらいました。

翌、土曜日は朝から子どもたちが朝ごはんのサンドイッチを作り、リノベーション作業をしました。地域の自然遊びのシショウもお越しくださり、壁や床を壊した廃材の処理を中心に今回は行いました。

板をのこぎりで短く切ったり、くぎを抜いたり、だんだん道具の扱いにも慣れてきて上手になってきています。そうしてできた木材は、お世話になっている「はしもと里山学校」で薪の材料に使っていただいたりしています。

また自然遊びのシショウはいつも子どもたちにちょっとした面白いことを仕込んで来てくださるのですが、今回は竹でつくった飛行機を持ってきてくださったり、手裏剣を持参し、外した障子に投げて遊ぶという、なかなかできない体験を今回もさせてくださいました。

遊びごごろあふれる、やさしいシショウがみな大好きで、午前中、3時間ほど作業して遊んでみな汗や木くずや土でドロドロになって作業を終えると、見えなくなるまでずっと「バイバイ、またね!」と言いながら、手をふって別れました。

お風呂に入ってランチを食べたら、少し休けい。昼寝をしたり、ビデオをみたりトランプしたり、各自、自由に過ごしたら、最近みなはまっている、部活、合唱部をやることに。CPAO5周年記念の際に披露した曲は既成のものでしたので、オリジナル曲を作ることに。

みなでどんなテーマの歌を作るか、詩、どんな曲調なのかなど、どんどんアイデアが出て来て、2,3時間であっという間に1曲、詩までがほぼ出来上がりました!ご寄付いただいた、何でも楽器になるという機械も高学年の子が研究して、使えるようになりましたので、曲を完成させて、クリスマス会に向けて練習していきたいと思います。

夜ごはんは、おとなはほぼ何もせず、カレーと自然のシショウにいただいた大きなかぼちゃをつかったサラダを子どもたちだけで作ってくれました。
食べ終わるとまた各自好きなことをして自由に過ごし、9時過ぎにはみな就寝。翌朝もまた子どもたちがホットドッグなど自分たちで作って食べて、部屋中の掃除をして、公園で少し遊んだら、大阪に帰る時間です。

台風や子どもたちの体調など心配なことがあった今回のお泊まり会でしたが、みな無事楽しく終わることができました。
しんどかった子は、「CPAOおったら、元気になる」と、合唱部の詩を作るときに言っていました。

様々な事情により、家庭が家庭の体をなしていないおうちも増えてきています。そんな状況の中で生きる子どもたちに、一般的な暮らしを知り、体験する機会を提供したいと考えています。

スタッフを増やし体制を整え、経費など集め、さらに子どもたちのニーズに応え、この生活体験ができる回数を増やしていきたいと考えています。ぜひ、みなさま、ご支援・ご協力をくださいますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

◇CPAOは9月7日に認定NPOとなりました。
ご寄付をお考えくださる方は、以下のリンクをご覧ください。
https://archive-cpao0524.website//archives/518