【CPAOくらぶ ごはん会のご報告】

10月30日(火)、日々寒くなる中、子どもたちはいつも通り薄着気味で集まってきました。
「CPAO来たらいっぱい汗かくからええねん」と、寒さを吹き飛ばすほど元気にしてくれるのは嬉しいのですが、体の弱い子もいて、やはり心配です。

この日もその言葉通り、就学前の子や、宿題を先に終えた子たちで、いきなり大なわとびが始まりました。
それを横目で見ながらも、「宿題カフェ」を続ける子どもたちは、「はよ終わらせて、はよやりたい!」と、えんぴつを持つ手が高速化していきます。

「あのな、実は今日の宿題は学校でやったから、これは明日の分やねん。だから今日やらんでええねん」
そう言って、早めに切り上げようとする子がいました。
ちょっとおもしろくなり、「へーそうなんや。すごいなあ。」と答えると、しばらくそのまま続け、「やっぱり決めたところまではやってしまおうかなー」と、最後までやってしまいました。

CPAOでは、「宿題カフェ」という時間を設けてます。
宿題をやるかやらないかは自由。
でもせっかくやろうとなった時には、分からないところは一緒に考えたり、ヒントを出したり、そのやる気をサポートしたいと考えてます。

この子の宿題が、今日のだったのか、明日のだったのか…それは分かりません(笑)
でも、ずっと見ていてくれると気付いたその子は、少し嬉しそうで、そこに人を信じられる未来があることを願います。

そのためには、時間をかけ、丁寧に関係性を築いていける、親でもないけど他人でもないような、そんなおとなの存在が必要です。

私たちの活動は制度の枠にも収まらない、様々なケースに柔軟に対応する活動です。
「条件」ではなく「人」が対象です。
問題を条件だけで切り取ってしまっては、そこにある複雑さを見失ってしまい、どうしても対応がズレていってしまいます。
目の前の関わった子どもたちやその家族が、どうすればしんどい状況から少しでも抜け出せるのか。これからもその視点はブレることなく、ひとつひとつの問題に向き合っていきます。

今後ともよろしくお願いします。

(※写真にコメントを入れております。もしよろしければご覧ください。)