現在の活動
子どもたちの生活に一歩踏み込んだ、暮らしの延長のサポート
大阪市生野区の拠点で子ども食堂・しゅくだいカフェ・プレーパークなどをおこなっています。子どもたちはシャワーに入ったり、洗濯した服などを持ち帰ってもらうなどニーズに応じたサポートもしています。さらに遠方だったり、親が忙しい、体調が悪い、または他人とのコミュニケーションが難しいといった理由などにより、居場所にも来られず、孤立し、困窮している親子には、個別に食材や調理した食事などを自宅にスタッフが配達しています。
安否確認をしたり、掃除を手伝う、子どもを預かるなど家事育児をサポートしたり、近況や困っていることなどの相談を受けたりとしています。また、隔週末の金土日や長期休みには、和歌山県にある支部で、2週間程のお泊まり会を実施し、随時、「子どもだけ・親子とも」のショートスティも行っています。
顔が見える関係での民間の里親のような活動も行い、子どもたちの生活に一歩踏み込んだ、暮らしの延長のようなサポートとなってきました。
シングルマザーやその他、保護者、子ども、若者からのSOSが全国から毎日のように届き、一緒に問題を乗り越えたいと様々な枠をこえ、活動しています。活動を続けるほど「言えない、できない」ことばかりが募りますが、心ある方々とつながり、地道に続けていきたいと考えています。
CPAOの活動概要
活動1:短期 緊急介入
※みつける→ ほぐす(問題・心) →つなげる
①しらべる <調査>
・2013 年 7 月~2014 年 12 月
「シングルマザーたち100人がしんどい状況について話しました」
・2015 年 10 月
「子どもの暮らしの調査(大阪市生野区)/アンケート&ヒアリング 」
・2019年7月~
大阪市内で 保護者(養育者)からの虐待の疑いのある 子どもを支援している「民間団体の連携と協働」に関する調査
②みつける <アウトリーチ※>
・当事者のことは当事者に聞く
・その他、調査、メディア...
③つなげる <相談・コーディネート> (面談&メール、SNS など活用)
・行政・民間サービスにつなぐ、窓口への同行
④ほぐす <介入・直接支援>(親子サポート)
・一緒に問題を乗りこえる
活動2:中期 子育ちの社会化モデル事業
子育ちをサポート!
「まずは、ごはん!」からつながり支え合うコミュニティづくり
①CPAO くらぶ/ 子どもの居場所・ニーズに応じた機会提供
(ごはん会・部活・イベント・遠足・お泊まり会など)
<支部>はしもとベース(子ども基地)/橋本市
②生野子育ち社会化研究会/ 調査・研究・実践・評価・モデル作成・政策提言
*地域 NPO・研究者等との恊働事業
活動3:長期 政策提言
・2014 年 8 月 子どもの貧困アクション関西
「自治体で国の対策よりもさらに良い施策を!」声明発表
・2014 年 12 月 衆議院選を前に
「子どもの貧困解決に向けた共同声明」を セーブザチルドレンジャパンと発表
・2015 年7月
子どもの貧困対策 政策パッケージに関する提言をあすのばと発表
・2015 年7月
国連・女性差別撤廃委員会に全国精神病者集団とカウンターレポートを提出
・2017 年 8 月
生活保護ビッグデータ分析に関する意見書を生活保護問題全国会議と提出
・2017 年 11 月
「大阪市子どもの生活に関する実態調査報告書」を踏まえ対策を進めてもらうための陳情
・2017 年 12 月 生活保護引き下げ反対の緊急声明発表
・2018 年 11 月 大阪市議会に政府
「児童虐待防止対策」を機能させるための民間支援者との協働を求める 提言書を生野子育ち社会化研究会として提出
詳しくは活動報告書をご覧ください。