「CPAOさんはこんな時でもなんとかしはるんでしょう?」
誰もが予想できなかった、このような新型コロナウイルスによる生活の変化により、子どもたちや親御さんたちにも大きな影響が出ました。
何ができるのか?と考え、休校発表と同時にスタートさせたのが「ホットミールプロジェクト」(詳細は昨日の代表のメッセージ参照)。
すぐさまに、普段から食材や活動のサポートをしてくださる方々から連絡が入りました。
「食材あります」「調理やりましょうか?」「作業手伝います」
さらに、常にニーズに応えようとしているCPAOさんに使途はお任せします、と緊急のご寄付をいただくこともありました。
そんな中で、今まででも変化の多いCPAOの活動ですが、その軸は何も変わっていないスタイルをご理解いただけ、快くサポートをしてくださる方々の言葉が冒頭の一言です。
このたび、CPAOは7周年を迎えることができました。
2013年5月24日の報道による衝撃。
大阪市北区という市街地の真ん中で、この飽食とも言われる時代に餓死してしまった親子。
「悲劇を繰り返さない」ためにできることは何か?を問うとともに、人とはそこまで声をあげられないものだということを忘れず、だからこそ、おそるおそると言えるほどの進度で活動を進めてきました。
「結局それをやるなら初めからやっていたらよかったのに」
「もっと効率的な方法があるんじゃないの?」
と、ありがたくも様々なアドバイスやご意見をいただいてきました。
自分たちでもどんくさく、遠回りな道を歩んでいると自覚しながらも、改めてこの7年間を思い返すに、ほんとにそのひとつひとつの形跡が今のCPAOにとって必要なことだったと実感します。
変わらないのは「何のため」「誰のため」という自問です。
どれだけ状況が変わろうが、そこから発信する活動は、もっとも声をあげにくいところに届けとばかりに、最善を尽くすスタイルこそがCPAOであるとして、これからもそれを続けていきたいと思います。
特にこの外出自粛期間は次のステップに向けての準備期間でした。
その間も水面下では個別のサポートを続け、その反響や反応をつぶさに受け止めて、またバージョンアップを試みる。
この工程がまた楽しく、その中で構想はどんどん広がり、それが果たして生きている間に実現できるか?というほどの夢にまでつながっていきます。
「生きていたらおもしろいで!」
と、子どもたちに本気で伝えていける大人でありたいと思います。
子どもには自分で育つチカラがある。
その環境を整えていくのが大人や社会にできることです。
今後、子育ちサポーターとして、またみなさまにも引き続きご支援・ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
※写真は、外出自粛前のプレーパークの時のものです。
こうやって過ごせる日が、子どもたちに、また皆様に訪れる日を願い、できることをやって参ります。
CPAO事務局長
兼松徹
2020.5.25