【調査中間報告会のご報告】
先日2/1(土)「シングルマザーたち100人がしんどい状況について話しました」聞き取り調査の中間報告会を開催しました。

今回も定員を超える多様なみなさま、支援者や専門家、当事者であるシングルマザー、また今回初めてご参加下さった一般の方、メディアの方も多数取材にお越し下さいました。

想いを持ったみなさまのおかげさまをもちまして、盛会に終えることができました。ありがとうございました。

<内容ご紹介>
第1部
ゲストトーク:杉山春 氏「ルポ虐待-大阪二児置き去り事件」著者https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480067357/
・団体を設立するきっかけの一つとなった「大阪二児置き去り事件」に見る女性の貧困についてお話いただきました。虐待やその背景に多い母子家庭の貧困、その下に暮らす子どもの貧困という問題、それらがおとな社会には見えにくく、命に関わるほどの困難な体験をしている子どもたちがたくさんいること。

またおとな側から支援を受けた体験がない子どもたちは、長じて、社会にSOSを出す力を持たないということ。社会的弱者とされている子ども、若者、女性たちにどう耳を傾け対話していくのか、もっと母親を社会が積極的にサポートする重要性についてご紹介いただきました。

第2部
大阪子どもの貧困アクショングループ活動紹介
・子どもの貧困とは?/活動紹介 しらべる・みつける・つなげる
・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(調査協働団体)/東北の子どもの貧困について
・調査中間報告

第3部
グループワーク
「子どもの貧困の原因は何だと思いますか?」
「その原因に対して何ができると思いますか?」

・アウトリーチを継続してみんなに知ってもらい、広めていくこと。現場の声を上げていきたいです。

・子どもに掛かる費用をすべて無料にする。男女の賃金格差をなくす。同一労働同一賃金。パートも正社員も同じ保障。

・社会全体で子どもを育てるという意識を広める。など

<参加者の声>
・現状理解が出来ました。特に調査に基づく生の声を聞けたこと。この空間で問題を共有することは、一人では何もできないのではないかとマイナスの意識を何かできるよというモチベーションへ昇華出来ました。

・勉強になりました。知らないということは恐ろしいと感じます。何かしたいでも何がしたいのかわからないというのが今の私の正直な気持ちですが、まずきちんと知って行こうと思います。

・自分自身の経験だけでなく、多様なケースがあり、その問題解決の糸口を見つけたいと思う。1人親の悲しみや喜びを共に分かち合いたいと思う。

・子どもの貧困について考えるときにいろいろな角度から問題に光を当てていて大変興味深く聞いていました。インタヴューの中間報告の内容もお手製のアニメがすごくよくできていて、当事者のつらさがよくわかりました。またグループワークという試みも面白かったです。単に問題を知るだけでなく自分たちに何が出来るのかという視点をもつことができました。

・和やかな雰囲気で設立フォーラムよりもより思いが伝わる良いイベントだと思いました。負の連鎖がなくなり、子どもが豊かな環境で成長していくことを望みます。など
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終了後の懇親会にも20名ほどの方がご参加下さり、会場のお店が閉店になるまで盛り上がりました。暗くなり、しんどくなると言われがちな子どもの貧困問題にあたたかい希望が持てる1日となりました。

今後ともしんどい状況にある親子がまず安定した生活が送れるよう、子どもたちの「今」をサポートできるよう、活動を続けて参ります。みなさま引き続き、ご支援、ご協力いただけます様、何卒よろしくお願い申し上げます。

※来月の勉強会は3/28(土)となります。
また2/15はアウトリーチの予定です、いずれも終了後には懇親会も予定してます。またこれらfacebook、HPにてお知らせ致しますので、みなさまどうぞご参加下さい!