【CPAOサマーキャンプのご報告/インターン生の活動報告】
こんにちは。インターン生の那須です。夏休み期間中に行われるものとしてはCPAO最大のイベント、CPAOサマーキャンプが8月2日~8月8日に行いました!兵庫県丹波市にある古民家をお借りして、子ども計15名・スタッフ・ボランティアの方 計17名が入れ替わりでゆったりと夏休みを過ごしました!その様子を報告させていただきます。8月2日
お昼前にみんな到着しました。お昼を食べ終わると、サマーキャンプでの子どもたちの役割・ルール決めをしました。「みんなできょうりょくして、楽しくのびのびすごす」が、今回でのサマーキャンプの目的です。そこでキャンプ中のルール決めも、「みんなできょうりょく」してつくろう、と子どもたちに呼びかけ作ってもらいました。子どもたちで作ったルールをリビングに貼り、毎日確認してもらうようにしました。
8月3日
私はこの日の夕方ごろに丹波につきました。朝からみんな虫取りをしていたらしく、着いた瞬間に「なっちゃん!見て!」と大きなバッタを見せられ、思わず驚いて声をあげてしまいました(笑)。お昼すぎからプールを楽しんでいたそうで、夕方ごろシャワーを浴びてもらいました。そのあとは夜ごはんです。この日の夜ごはんは、たこ焼き、からあげ、サラダでした。ウインナー、チーズ、トマトを入れたイタリアン風たこ焼きで、子どもたちも焼くのを楽しんでいる様子でした。4日から子どもの人数が増えることもあり、子どもたちも私も、この日は早めに就寝しました。
8月4日
朝7時前、私が起きたころには、子どもたちはもう元気いっぱい!すぐ近くの川でカニやカエルを捕まえに行っていました。この日から、子どもたちが前日の倍以上の人数になりました。元気な声が家じゅうに響き渡り、にぎやかになりました!新しく来た子どもたちと一緒に、オリエンテーションを行いました。新たなルールも決めて、「みんなできょうりょくして楽しくのびのびすごす」ことを改めて確認しました。
お昼には来てくださったボランティアの方と一緒に、流しそうめんを行いました!次々流れてくるそうめんを必死にすくいながら、子どもたち楽しんでいました。そのあとはスイカ割りです。寄付でいただいたスイカを、松野農園から持ってきていたので、それを2つ割りました!「みぎ!みぎ!」「もっとまえ!」大きな声が庭中に広がりました。
その日の夜、次の日の早朝のプログラムのために、20時就寝、ということになっていたのですが、子どもたちの人数が増えたこともあり、みんなテンションが下がらず、遅くまで起きていました。早朝のプログラムを取りやめにして、22時ごろに子どもたちはお布団に入りました。8月5日
この日は刀川監督のもと、CPAOカメラ部in丹波を行いました!みんなが感じたことを素直に発表できるカメラ部になるように声をかけました。大人と一緒に子どもたちは裏山に入って、思い思いの風景を撮影しました。そのあと、カメラをパソコンにつないで、どんなことを考えながら写真を撮ったのか、発表してもらいました。「この風景は、ゴリラの横顔に見える!」「これは、石と草が結婚式をしているように見えると思って撮りました!」子どもたちの目線で語られる写真は、どれもユニークですばらしかったです。同じ裏山を通ってきたはずなのに、見る人によって見え方が全然違うことに気づきました。
夜は、花火大会を行いました!色とりどりの手持ち花火が暗い庭の中で輝いていました。「線香花火最後まで落ちひんかった!」と笑顔で伝えてくれました。最後には、打ち上げ花火も!小さなパラシュートが何個も落ちる打ち上げ花火で、みんな飛んでいったパラシュートを探そうと必死になっていましたが、夜中のため、「また明日行こう」と声を掛け、その日は就寝しました。
8月6日
朝から、子どもたちは篠山市にあるチルドレンミュージアムに向かいました!キャンプに来ていたお母さんたちと、私たちは家に残り、溜まっていた洗濯・布団干し・夜ごはんの準備を進めながら、ゆったりと過ごさせてもらいました。子どもたち17時ごろに帰ってきました。夜ごはんのときにミュージアムの感想を聞くと、「人形劇した!」「大きいシャボン玉もあった!」とみんな思い思いの言葉で答えてくれました。
8月7日
この日も朝の6時ごろから子どもたちは、近くの川で沢蟹をとって遊んでいました!川へ下りて、「布団をあげて、朝ごはんの準備いっしょにしよ!」と声をかけると、みんな協力しました。そのあとは、サマーキャンプの振り返りを子どもたちと一緒におこないました!どんなことが一番楽しかったか、次のキャンプではどんなことがしたいか、子どもたち、色んな意見を発表してくれました!
夜は肝試しを行いました。「お化けが用意できたって!」と声をかけられると、怖がりながらもみんな、肝試しへ歩いていきました。一緒について行った私にしがみつく子、どんどん歩いて行く子もいましたが、暗闇で待ち伏せしていたスタッフが驚かすと、驚いてみんな絶叫でした!
8月8日
CPAOサマーキャンプ最終日です。この日は朝から裏山を散策することにしました。お母さん方も一緒に山に登ってもらい、丹波の素敵な自然を満喫しました。山の中は日陰が多いのもあり、涼しかったです。お昼には、調理ボランティアの方が朝からピザ生地を作ってくださり、それを使って石窯のオーブンでピザパーティーを行いました!自分たちで好きな具をたくさんのせて焼いたピザに、「おいしい!」と子どもたち喜んでいました。
ランチが終わると、帰る用意です。みんな忘れ物がないようにチェックして、2台の車に分かれて駅まで出発しました。みんな笑顔で「また松野農園で会おうなー!」と声をかけあい、帰っていきました。
このキャンプを通して
5月に参加させてもらったキャンプから、ちょうど3か月が経ち、今回のサマーキャンプにもインターンとして参加することができました。前回のキャンプでは、初めて会う子どもたちがほとんどで、そんな子どもたちの元気さについていくのがやっとでした。子どもたちと関係を作ることだけに必死になっており、子どもたちひとりひとりをしっかり見ることができていなかったように思います。
今回のキャンプでは、初めて会った子どもたちもいたのですが、松野農園で事前に会っている子どもたちも多くおり、子どもたちの距離感で悩むことはあまりありませんでした。少しずつですが、子どもたちと信頼関係ができていくことによって、子どもたちが衝突したときに、真剣に話をすると、以前より気持ちや言葉が子どもたちに伝わっていることにも気が付きました。少しずつですが、子どもたちに寄り添うことができることに、うれしく思います。
「いつでも子どもたちを見守ってくれる人がたくさんいる」「おなかいっぱい食べることができる」、実現は簡単なことなのかもしれませんが、CPAOに来る子どもたちは、そうではない子どもたちがほとんどです。実際、キャンプ中に子どもたちの表情が柔らかく変化していることに気づきました。CPAOサマーキャンプだからこそ、見ることができた表情だったと思います。子どもたちが、いつでも「おなかいっぱい食べること」ができて、「見守ってくれるおとながたくさんいる」社会になるよう、私はCPAOで活動を続けようと、このサマーキャンプを通して感じました。

最後に、今回も食材提供やご寄付をいただき、またたくさんのボランティアの方々に荷物の搬入や搬出、調理や送迎、子どもたちに工作のプログラムを持ち込みで実施いただいたりし、何とか無事開催することができました。心より感謝しております。

これからも様々な機会を子どもたちに提供していきたいと考えています。
引き続きのご支援、ご協力をいただけますよう、何卒、よろしくお願いいたします。