【CPAOくらぶ ごはん会のご報告と視察のご依頼について】
5月31日、6月2日も16-19:30ぐらいまで、宿題したり、遊んだり、おいしいごはんを食べたり、子どもたちと過ごすことができました。
今回お母さんが出張で帰りが遅くなると、いつもはお母さんと一緒に参加する子が、一人で参加してくれました。
遊んでばかりで食も細く、お母さんはいつも心配されているのですが、この日はまったく立ち歩くこともなく、モリモリ他の子よりも先に食べ終え、スタッフに「早くボードゲームで遊ぼうよ!」と声をかけるぐらいでした。
「言うこと聞かないと思いますが、お願いします。」「他の子と遊ぶのが苦手で。」、子どもたちだけ来てもらう時に、お母さん方からそんな言葉を聞いていても、まったくそんなことはなく、機嫌よく他の子とも過ごし、お母さん方にお伝えすると驚かれることもよくあります。
ひどい経験をしてきたお母さん方は、人や社会を信じられず、子どもが小学校高学年や中高生になってきても、一人で外に出すのがこわいという方もおられます。
CPAOだけは安心して一緒に来れる、子どもを預けられると言ってくださるお母さん方もおられます。私たちは、そこから少しずつお母さんが人や社会への信頼を回復していき、人とつながりなんとか生きていく力を取り戻していただきたいと考えています。
親も親戚も友人なども頼れる人が全くないという孤立してしまっている親子に、パブリック(公)とプライベート(私)のあいだ、セミパブリックな安心できる場が必要です。心ある人たちのもと、もっと安心して過ごせる場所が各地に増えることを願っています。
また私たちの活動やごはん会の視察依頼が絶えません。
ですが、上記のような理由により、活動中に毎回知らない方が入れ替わり立ち替り来られることは、安心な場所とはなりませんので、すべて原則、お断りいたしております。
活動以外の日程での視察やボランティア説明会を定期的に行っていきますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。スケジュールは追ってお知らせいたします。
活動、居場所づくりのノウハウなどよく聞かれますが、基本は子どもたちに聞きながら、ニーズに応えるため、身体や時間を使い、なんとかしているだけです。
例えば活動日以外もスタッフ、ボランティアの方は居場所に集まり、使いやすいように手を入れ、子どもたちにおいしいものを食べさせたいといただいた魚、アジをさばきアジフライを作り置きしたりしています。
子どもたち喜ぶだろうな、人や社会は捨てたもんじゃないよと伝えたい、そんな子どもたちへの思いを寄せ集め、これからも活動を続けていきます。