【CPAOくらぶ 居場所活動&ごはん会のご報告】

6月27日(火) の活動では、とてもうれしいことがありました。関わり始めたばかりの過酷な人生を送ってきた若いシングルマザーの方が、今回、初めてお子さんを連れて来てくださいました。

一人でがんばりにがんばったけど、食べることさえ事欠き、生活が立ち行かなくなっていた中、つなげてくださった方のおかげです。

数年ご一緒している、すっかりお仲間、準スタッフのような存在のシングルマザーの方は、その若いお母さんに「子どもは一人で育てられへんよ。みなで育てたらいいやんね。」と声を掛けてくださっていました。

高校生で一人で暮らす、お金がなくほとんど食べておらず、20キロ痩せたという若者も、心ある方が心配してつなげてくださいました。子どもたちもお弁当づくりに協力してくれたり、みなで寄ってたかって、ごはんをたくさん食べさせ、持ち帰らせ、身の回りのものを用意し、洗濯してと、なんとか卒業してもらおうと支えています。

こんな目の前の若者らや、月末で全国から食べるものやお金が全くなくなったといった方々の悲鳴のようなSOSが連日届き、またつながれるのは、ほんの氷山の一角だろうと思う中、、厚生労働省から最新の貧困率が発表されました。

3年ごとに取る、子どもの貧困率、13・9%と前回より2・4%下がったとのこと。

下がったのは、雇用状況が良くなったのが理由と分析されていたりしますが、依然、ひとり親の貧困率は50・8%と高いまま。

目の前は、かなりブラックな働き方をされていたり、収入の得かたが特殊な方も少なくなく、働いていない若者などの状況は、統計には上がっていないことが分かります。

ユニセフの最新の貧困調査を受け、子どもの貧困研究の第一人者、阿部彩さんのコメント。
「特に底辺に属する子どもの状況が厳しいことが分かった」。

現場でひりひり実感しています。周辺問題や、官民の、救える・分かりやすい支援がさらに格差を助長することにもつながると考えています。

さらに底辺においやられたままのような方々、特に子ども・若者に、光があたるようなアクションにしていきたいと考えています。

みなさま、引き続き、ご支援・ご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。