私たちの活動は、みつける→つなげるが基本コンセプトです。
本来支援が必要なのに支援につながっていない方を様々な方法で見つけ出し、民間や行政のサービスにつなげる(コーディネート)ということを日々行っています。

みつける→つなげるということは言葉の様に簡単なことではありません、答えはなく手探りの状態です。夜回りやメディアに取り上げていただくなど、みつけるという様々な活動から、私たちの存在を知り、わらをもつかむ思いで勇気をだしSOSを出して下さっても、これまでのつらくひどい経験からなかなか人に頼ることが出来なくなっておられる方が大半です。

ですので、みつける→つなげるの間に介入したり、当事者の方のニーズを聞き、社会を捨てたもんじゃないと思って心を解きほぐしていただくためにお寺おやつくらぶやCPAOクラブ、支援者のみなさまにも様々助けられながら活動を展開しています。

これらの活動を経てやっと行政などのセーフティネットにつながろうという想いになられる方が多いです。長い方は個々に半年以上掛かっています。同行サポートもしますが、それでもかなりの勇気や、どうせ行ってもムダだろうというあきらめの想いをお持ちだったりとされます。そこを一緒に乗り越えようと励ましながら、行政の窓口に行くと、、心無い対応、たらい回し、非合理的、非効率な運用に、嫌気がさしたり絶望し、心を閉ざしてしまう方も少なくありません。どこに訴えれば良いのか苦悩を抱え、議員に訴えるとすんなりつながるというやるせない想いも経験しています。

前置きが長くなりましたが、今回の調査団に参加させていただいたことは、私たちの現場での当事者やメンバーの苦悩はレアケースではない、氷山の一画だということも実際に分かりました。また心ある職員と連携させていただいてもいますが、そういう属人的な運用では困るのです。行政のコンプライアンスの違反、法律に基づかない体制、運用の問題だということを体系的に改めて知る良い機会となりました。

だれもが人間らしく、子どもが子どもらしく生きていける(子どもの権利が実現される)ために、生活保護を適正に運用してもらうよう、引き続き、調査団に参画していきたいと考えています(ほとんど当日参加しかできませんでした、すみません)。

個人的な感想としては、この問題は私たち社会の在り方に関わる大事な問題なのですが、若い方の参加が本当に少なく残念です。子どもの貧困対策法の勉強会など合わせ法律についての勉強会なども今後実施していきたいと思っています!!

学生のみなさま、企画運営をご一緒にいたしませんか?
お問い合わせは、info@cpao0524.org まで。
どうぞよろしくお願いいたします。(とくまる)