【CPAOくらぶ「みんなの実家」里山プロジェクトの報告/インターン生の活動報告】 こんにちは。インターンの那須です。シルバーウィークの9月20日~22日、2泊3日で、兵庫県丹波市にある古民家でCPAOくらぶ「みんなの実家」里山プロジェクトを行いました!

20日はお昼頃に丹波に到着後、「おなかすいた〜!」とすぐサンドイッチをつくり、みんなで食べました。そのあと、今回のキャンプでのルール作りを行いました。子どもたちは、「いやなことはいわない」「けんかをしない」など、たくさんのルールを考えました。「そんなに本当に守れるの?」ともう一度、考えてもらい、最終的に「みんながどんな風に過ごしたいか?」と問いかけ、「たのしくすごす」ことを目標に、このキャンプを行うことを確認しました。

そのあとは、2つのプログラムに分かれて活動しました。一つは、子どもたちだけで過ごすことができる秘密基地の代わりにと、スタッフと子どもたちでテントを張りました。初めて自分たちで張るテントに、子どもたちは悪戦苦闘しながらも、テントが持ち上がったときには「おー!!」と大きく声をあげていました。

もう一つは、次の日に行うピザパーティに、近所の方々を招待しようと、子どもたちと招待状を描きました。思い思いのイラストや折り紙で作ったデコレーションで、「いつもうるさいし、野菜などいただいている」お礼の気持ちをこめてつくっていました。作ったあとに、近所の方に招待状を届けにいくと、「子どもたちが来るときは、いつも賑やかになるので、楽しみにしてるよ」とここにお嫁にきて80年というお母さんがおっしゃってくださいました。子どもたちは本当に朝早くから夜までとってもにぎやかなのですが、来るたび、地域の方は子どもたちをあたたかく見守ってくださいます。

夜ご飯を終えると、夜のプログラムです。昼に「何がしたい?」と聞くと、「きもだめしー!!」と返ってきました。子どもたちでルールや順番をしっかり決め、部屋の中を暗くして、お互いに驚かしあっていました。暗い部屋の中で、次々に驚かされ、怖がっているかと思いきや、ニコニコ笑顔できもだめしを終えることができました。

21日は、山から持ち帰ったもので、工作をしようと朝から山に入り、子どもたちにそれぞれ材料を採ってきてもらいました。「この松ぼっくりかわいい〜」、「武器つくるねん!」と意気揚々とたくさんの材料を持って帰ってたりしていました。お昼には、この日から調理ボランティアの方がきてくださり、手作りの生地とソースで、ピザパーティを行いました。子どもたち、自分の好きな具をたくさん乗せて焼いたピザに「おいしいー!」と喜んでいました。

お昼からは、男の子たちは山で採れた木の枝やつるなどを使って、工作をしました!弓矢や武器が出来上がると、裏にある山でそれを使ってあそんでいました。女の子たちは、学生ボランティアと一緒にミサンガづくりをしました。ある子は、「おとうさんとおかあさんにあげるねん」と言いながら、好きな色を使って何本もミサンガを編んでいました。

夜は、お布団を敷いてから映画鑑賞を行いました。ドラえもんの映画をみんな真剣に見ていました。終わった頃に部屋を覗くと、何人かはすでに眠っている子もいたので、そのまま就寝してもらいました。

最終日の22日、お昼までまでまた昨日とは別の山へ散策に行きました。サマーキャンプのときに見つけた、山につながる大きな草のトンネルのような道を通り、山道を歩きました。大きな木からぶら下がっている太いつたを見つけ、子どもたちはそれにつかまってブランコ遊びをしました。「めっちゃたのしいー!!」と順番に何度も体験して、ダイナミックな遊びに大はしゃぎでした。

散策を終え、子どもたちと今回のキャンプのふり返りをしました。「ミサンガづくりがたのしかった」「テントづくりがたのしかった」とみんなそれぞれ、たくさん思い出ができたようです。お昼ご飯を食べると、2時の電車に間に合うように荷物の整理、部屋のそうじをして、丹波を出発しました。

2泊3日ということで、ゆったりと丹波で過ごせたのは実質1日でした。以前のキャンプと比べると時間が非常に短く、あわただしくなりがちでした。私は前日に体調を崩してしまい、万全のコンディションで臨めなかったことが心残りです。その結果、野外での活動に積極的に参加できなかったことが悔やまれました。

CPAOくらぶ「みんなの実家」里山プロジェクトは、これから月1回程度で行う予定をしております。丹波の山の中で、大阪市内ではできない遊びを体験できるようなプログラム作りをしていきます。私も豊かな自然の中で、子どもたちにできることを少しずつですが、していきたいと思っています。

最後とはなりますが、このキャンプを無事に終えることができたのは、皆様のご協力、ご支援あってのものです。今回も誠にありがとうございました。これからも温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。