実習12日目、今回はまず、ごはんを配達する際に送付するお手紙を書きました。その際にも書かせていただいたのですが、今回から生野区のパン屋さんがパンを提供してくださる事になり、子どもたちに朝ごはんも提供できることになりました。
ホットミールプロジェクトがあたたかい助け合いのもと進化しているのだと感じました。
子どもたちに食事を届けに行った際も、今日からはパンもあるよと伝えると、うれしそうな表情をしたり、走ったり飛んだりして、喜びを表現している子どももいました。
この反応を見て、パンが増えてうれしいという事もあると思いますが、人の温かさも感じられたのではないかと思いました。
調理のお手伝いや洗い物をし、そのあと、おかずを各家庭ごとに分けるのですが、一つ一つ各家庭の事情を把握しながら分ける作業はなかなか大変な作業でした。
手渡しを行なっている家庭と宅配便で送る家庭とに分かれているので、大変でとても手間ひまのかかる作業です。
また以前はなぜ配達を行う家庭があるのか疑問に思っていました。ですが、職員さんに教えていただきその理由がわかりました。
実際に全国からこのホットミールプロジェクトは必要とされており、どうしても手渡しで届けられる範囲には限界があります。
この活動を行なっている範囲は生野区内だと思っていましたが、そうではなく、全国の様々な地域の方がこのホットミールプロジェクトを必要としている事に驚きました。
それと同時にもっと色々な地域でこのような活動が増えたらいいなと思いました。ただ、食料を送るだけの支援はたくさんあると思います。
ですが、人と人とのつながりをつくり、あたたかいごはんを届けるというこのプロジェクトがもっと色々な地域に広がってほしいと思います。
実習生 安永
2020.10.15