【インターン生の活動報告】
こんにちは。インターン生の那須です。5月3日~5月5日まで、滋賀県の琵琶湖近くで、CPAOこどもキャンプを行いました!遅くなりましたが、キャンプの様子をお伝えさせて頂こうと思います。5月3日
スタッフ&こども2人が前乗りで宿泊。キャンプ場に着くと、もうすでに元気に走り回っている子どもたちの姿がありました。大人たちが代わる代わる子どもたちと遊びながら、テントやキッチンを設営。琵琶湖のすぐ横ということもあり、まだ水が冷たいにも関わらず、足を水浸しにして遊ぶ子どもたち。その様子を眺めながら、笑いが絶えないキャンプになればいいなと感じました。この日の夕食は、チーズフォンデュでした!野菜嫌いな子どもたちも、チーズと一緒に野菜を食べていました。明日は子どもたちが増え、キャンプ本番ということで、私はこの日は早めに就寝しました。

5月4日
子どもたち2人+お母さん2人が到着。そのうちのお母さん1人と子ども1人は日帰りでした。昼頃に子どもたちが到着すると、さらにテンションはヒートアップ!また、キャンプ場で出会った中学2年生の男の子が、子どもたちの面倒を積極的に見てくれ、スタッフたちも食事の準備をすることができました。
この日は天気が不安定で、子どもたちは持参したボードゲームやカードゲームをテントの中で遊んでいました。スタッフは降ったり止んだりの雨に、洗濯や料理の段取りができず翻弄されていましたが、テントの中でも、子どもたちのはしゃぐ声は外に聞こえてきており、元気が有り余っている様子でした。

5月5日
雨もすっかり上がり、とてもよく晴れた1日になりました。この日の朝に入ってくれたボランティアの男性が、子どもたちと琵琶湖でたくさん遊んでくださっている間に、私たちスタッフは帰るための片づけを進めることができました。前日に行ったバーベキューの残りで、肉巻きおにぎりを作ると、子どもたちは喜んで食べ、笑顔を見せてくれました。子どもたちは、日差しが強いにもかかわらず、バドミントンやバレーボールを使った外遊びも楽しんでいました。
テント、寝袋の片づけが終わり、電車に乗るためにスタッフの車に乗り込むと、子どもたちが「また遊ぼうな」と声を掛け合っていました。「帰りたくない」とつぶやいていた子どもも、最後はお母さんに手を引かれながら笑顔で帰っていきました。

このキャンプを終えて
子どもたち、「抱っこして」と何回もせがんできました。はじめ、小学校中学年程度の子どもたちに抱っこをせがまれたとき、正直に言うと驚きを感じました。私がその年齢の頃には、すでに「抱っこ=小学生未満の子どももの」というイメージがあったからです。しかし、それは私が小さい頃に、お母さんに抱っこを何度もしてもらったからそう感じることに気が付きました。子どもたちが抱っこをせがんでくる姿に、親子のしんどさを感じました。
このキャンプ中、初めてお母さんとゆっくりお話しをする機会がありました。お母さんひとりひとり、抱えている悩みは違っていました。思春期のお子さんの扱い方の悩み、経済的な問題、住んでいる場所の福祉制度の不十分さについても声を聴くことができました。そのどれもが、お母さんひとりで解決できるような簡単な問題でありません。お母さんひとりでできることには限界があることを痛感しました。
お母さん、子どもたちに関わって過ごした2泊3日。「ひとりで解決することができない問題」が多いからこそ、周りの人の介入、関わりが必要であると感じました。集合住宅に住んでいても、隣の人の顔も知らないような今の時代だからこそ、ほかの人にも現状を知ってほしい気持ちでいっぱいになりました。