「今日も来てくれたん!これ見てー!」
いつものようにごはんを届けると、子どもたちは嬉しそうにお父さんに作ってもらった剣を見せてくれました。
前回もおかずを届けるよ、と連絡入れたら、いつもお父さん独りでごはんの準備をされていたその時間が空いたので、子どもたちに剣を作ってくれていたようです。
「もうあれもこれもバタバタしてて、ごはんの準備ができてなかったんです…。なのでめちゃくちゃうれしいです。」
学校が通常再開され、急に周りが動き出したことから、やることが多すぎて、振り回されているお母さんです。
この日も届けるのが遅くなったのですが、ちょうど訪問時に帰ってこられ、とても喜んでくれていました。
また、別のお母さんからは、
「元気がでてきたので、恥ずかしい話しですが何カ月ぶりにお台所を掃除することができました。」
と連絡ありました。
「まずは ごはん!」として、お肉や野菜などが摂れる手作りの惣菜を届け、子どもたちに「おいしかったー!」と同時に保護者の方々に「助かったー!」と喜んでもらえるものをと、このプロジェクトを続けてきました。
みなさん、自分たちなりに工夫しながら、空いた時間や足りない時間をこのお届けするごはんで補ってくれています。
緊急時においては、給食が無かったり、また乏しかったりだったので、なんとか食べてもらって栄養をつけてもらい、少しでも自粛のストレス軽減になればと、行ってきました。
しかし、自粛が解除され、学校も通常再開されたところ、少しはストレスが収まるか?と思いきや、実際はその逆でした。
元の生活や社会を取り戻したいとう学校や会社、社会のプレッシャーに親子ともに追い詰められているといった報告や相談が増えています。
ホットミールプロジェクトも、緊急時からwithコロナに移行する中、さらにみなさんが喜んでくださるものへ、そしてニーズのある家事・育児のサポートができる体制にとシフトしていきます。
また今回は、withコロナにおける設備・体制についても報告差し上げます。
以前、調理スペースは食品衛生法営業許可の認可を取得した報告を行いましたが、今回は運搬車両の紹介を行います。
昨年度の丸紅基金様からの助成金で、送迎・運搬用の車両を購入することができました。
購入後、すぐにコロナウイルスの影響により、活動もホットミールプロジェクトを中心とするものへと移行していきました。
万一、同乗で移動の場合のために仕切りカーテンの設置をしたり、車内全体に除菌の効果の高い光触媒加工も行いました。
食材の管理や移動はすべて冷蔵庫かクーラーボックスにて行い、食材の発送もすべてクール宅急便にしています。
携わるスタッフも最小限とし、スタッフは食品衛生管理者の資格も保持して、積み込みからお届けまで、万全の管理で対応しています。
このように、細心の注意を払いながら、新たなスタッフも雇用し、体制づくりを進めながら、さらに生活をサポートできる活動を続けていきます。
ご支援、ご協力くださるみなさま、いつも子どもたちのためにありがとうございます。引き続きともによろしくお願いいたします。
※詳細は写真にコメントを入れてます。
そちらご覧ください。
2020.6.18